
里々のちょっとしたロジックを提供するコーナー。
全て、里々wikiとukadocの情報の組み合わせで作ります。
里々のサンプルゴースト「Rポストと狛犬」を書き換えて自ゴーストを作るくらいの知識が必要です。
また、SSP専用の記述を用いるためSSPでないと動作しません。
今回は、「テスト用の辞書を作る」。
ちょっと思いついた処理を書いたり、試しにトークを書いてテストしたりしたくなることはあると思います。
辞書に書いてテストして、配布するときは消して、とすると消し忘れや干渉などの可能性があります。
そこで、テスト用の辞書を管理する方法を紹介します。
詳細は続きに。
全て、里々wikiとukadocの情報の組み合わせで作ります。
里々のサンプルゴースト「Rポストと狛犬」を書き換えて自ゴーストを作るくらいの知識が必要です。
また、SSP専用の記述を用いるためSSPでないと動作しません。
今回は、「テスト用の辞書を作る」。
ちょっと思いついた処理を書いたり、試しにトークを書いてテストしたりしたくなることはあると思います。
辞書に書いてテストして、配布するときは消して、とすると消し忘れや干渉などの可能性があります。
そこで、テスト用の辞書を管理する方法を紹介します。
詳細は続きに。
1.developer_options.txt
まず、developer_options.txtという名前のファイルを作成します。
これは特殊なファイルで、install.txtと同じ場所に置くことで効果を発揮します。
ここに書かれたファイルは、narの作成とアップデートの対象外になります。
記述例:
ghost/master/satori_savedata.txt,nonar,noupdate
ghost/master/satori_savebackup.txt,nonar,noupdate
このように書くと、「セーブデータを間違ってアップしてしまう」ということがなくなります。
「nonar」は「narファイル作成時に含めない」、「noupdate」は「アップデートの対象としない」という表記です。
どちらか片方だけ書くことも可能です。[]で囲まれた部分は任意で記述してください。
ファイル名[,nonar][,noupdate]
ここに、以下の記述を追加します。
ghost/master/dicテスト.txt,nonar,noupdate
こうすることで、「dicテスト.txt」がアップデート対象外となります。
2.dicテスト.txt
1が終わったら、辞書ファイルのあるフォルダ(ghost/master/)に「dicテスト.txt」を作ります。
里々の仕組みでdicで始まるtxtファイルは全て辞書ファイルとして読み込みます。
よって、dicテスト.txtは辞書ファイルとして読み込まれます。
しかし、nar化やアップデートの対象外となるため、作者の手元でだけ動く辞書ファイルとすることが出来ます。
また、Rポストと狛犬にはキー入力関数が存在します。
例えば、以下を書いておくと半角入力でaキーを押した時に呼び出されます。
*aが押された
:これは\f[bold,1]テスト用のトーク\f[bold,0]だよ。
:\f[name,MS 明朝]うまく動いとるとええな。\f[name,default]
:きっとこれも\f[color,255,0,0]バグ\f[color,default]ってるんだ……。
:\f[strike,1]いつもどおり\f[strike,0]\_w[500]いや、今度はきっとうまくいくやろ。
:\f[height,25]やめて!\f[height,default]\_w[1000]もうバグの話はやめて!
これを、dicテスト.txtに書いておけば、作者環境でだけ動くテスト用のコードに出来ます。
上記のように、トークなどを書いてウェイトやサーフェスを調整したり、複雑な処理を作る際のテストを行うことが出来ます。
上記がどんな表示になるか、今までの手順をコピーすることで確認できます。
(ただし、SSP本体設定で「バルーンフォント上書き」を有効にしている場合は正しく動きません)
注意点として、辞書の読み込みは始めてゴーストを起動した時に行われるため、「ゴーストのデータを再読み込みする」という動作を行わないと変更が適用されないということが挙げられます。
上記を行うさくらスクリプトは\![reload,ghost]です。以下をdicテスト.txtに書いておくとすぐにリロード出来て便利です。
*rが押された
\![reload,ghost]
大事なトークの記述など、微調整を繰り返す場合はこのようにしておくと開発しやすくなります。
更新の際には、ここで開発した機能やトークを他の辞書に移すのを忘れないようにしてください。
あくまで、dicテスト.txtの記述は作者環境でのみ有効という点を覚えておいてください。
まず、developer_options.txtという名前のファイルを作成します。
これは特殊なファイルで、install.txtと同じ場所に置くことで効果を発揮します。
ここに書かれたファイルは、narの作成とアップデートの対象外になります。
記述例:
ghost/master/satori_savedata.txt,nonar,noupdate
ghost/master/satori_savebackup.txt,nonar,noupdate
このように書くと、「セーブデータを間違ってアップしてしまう」ということがなくなります。
「nonar」は「narファイル作成時に含めない」、「noupdate」は「アップデートの対象としない」という表記です。
どちらか片方だけ書くことも可能です。[]で囲まれた部分は任意で記述してください。
ファイル名[,nonar][,noupdate]
ここに、以下の記述を追加します。
ghost/master/dicテスト.txt,nonar,noupdate
こうすることで、「dicテスト.txt」がアップデート対象外となります。
2.dicテスト.txt
1が終わったら、辞書ファイルのあるフォルダ(ghost/master/)に「dicテスト.txt」を作ります。
里々の仕組みでdicで始まるtxtファイルは全て辞書ファイルとして読み込みます。
よって、dicテスト.txtは辞書ファイルとして読み込まれます。
しかし、nar化やアップデートの対象外となるため、作者の手元でだけ動く辞書ファイルとすることが出来ます。
また、Rポストと狛犬にはキー入力関数が存在します。
例えば、以下を書いておくと半角入力でaキーを押した時に呼び出されます。
*aが押された
:これは\f[bold,1]テスト用のトーク\f[bold,0]だよ。
:\f[name,MS 明朝]うまく動いとるとええな。\f[name,default]
:きっとこれも\f[color,255,0,0]バグ\f[color,default]ってるんだ……。
:\f[strike,1]いつもどおり\f[strike,0]\_w[500]いや、今度はきっとうまくいくやろ。
:\f[height,25]やめて!\f[height,default]\_w[1000]もうバグの話はやめて!
これを、dicテスト.txtに書いておけば、作者環境でだけ動くテスト用のコードに出来ます。
上記のように、トークなどを書いてウェイトやサーフェスを調整したり、複雑な処理を作る際のテストを行うことが出来ます。
上記がどんな表示になるか、今までの手順をコピーすることで確認できます。
(ただし、SSP本体設定で「バルーンフォント上書き」を有効にしている場合は正しく動きません)
注意点として、辞書の読み込みは始めてゴーストを起動した時に行われるため、「ゴーストのデータを再読み込みする」という動作を行わないと変更が適用されないということが挙げられます。
上記を行うさくらスクリプトは\![reload,ghost]です。以下をdicテスト.txtに書いておくとすぐにリロード出来て便利です。
*rが押された
\![reload,ghost]
大事なトークの記述など、微調整を繰り返す場合はこのようにしておくと開発しやすくなります。
更新の際には、ここで開発した機能やトークを他の辞書に移すのを忘れないようにしてください。
あくまで、dicテスト.txtの記述は作者環境でのみ有効という点を覚えておいてください。


